日頃よく足を運ぶスーパーマーケットやコンビニエンスストア。
今回はその裏側のお話とそこにまつわるシステムについて触れてみたいと思います。
スーパーやコンビニでは、商品が並べられているところを『棚』と呼んでいます。
この『棚』に商品を並べるレイアウトを『棚割』と呼んでいます。
スーパーやコンビニではたくさんの商品が並べられていますが、
その陳列方法にある法則が存在するのをご存知ですか?
①商品を置く高さ
棚と言ってもスーパーやコンビニにある棚は大きく幅もある為、
商品が置かれる位置によって売れ行きが変わってくるのです。
棚の上から以下のように呼ばれています。
・ストックゾーン:手の届かない範囲
・シーゾーン:手を伸ばさなければ届かない(手を目線以上に上げる)範囲
・ゴールデンゾーン:楽に手が商品が届く範囲
・ディスカウントゾーン、チャイルドゾーン:体を前にかがめた姿勢で手が届く範囲
一般的には、人の目線より少し下の位置にある
ゴールデンゾーンに置く商品が一番売れると言われています。
逆にスーパーではここに売りたい商品を置いているとも言えます。
このゴールデンゾーンはスーパーのお客様の大半を占める女性目線で
考えられた高さだそうです。
大人では低すぎる位置でも子供にとっては楽に手が届く場所はチャイルドゾーンと呼ばれ、
お菓子売り場ではここに子供が気を引きやすい商品を置いています。
②売り場で商品を置く位置
棚の端の部分はエンドと呼ばれ、お客様の目に届きやすいと言われています。
スーパーなどではこのエンドに特売商品や販売を強化している商品を置いています。
以上のことから、スーパーでは商品の棚割をきちんと管理することが
とても重要なこととなっています。
その分棚割を管理する人は結構苦労することも、、、。
そこで弊社では棚管理の業務をいかにしたら効率化できるかをシステム面から考えてみました。
・・・と今回はここまでです。
次回は従来の棚管理方法と弊社が棚管理システムを開発するに至った経緯についてお伝えいたします。
棚割について少しはご理解いただけたでしょうか。
何気なく買い物をしていたスーパーでも、なぜその場所に置かれているのか
なんて考えてみると売り場を作っている人の気持ちがわかったりするかもしれませんね。
※掲載写真は(株)マルイ 花かいどう店 様にご協力をいただきました。