今回は棚管理システムや自動発注システム導入にあたって、
(1)システム面と
(2)運用面
で心がけた点についてお伝えします。 |
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(1)GOTやタブレット端末の操作性について
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前回も触れたとおり、GOTやタブレット端末のレイアウトは、
我々が実際の店舗で棚管理を実施したうえで試行錯誤しながら
作成しました。 |
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GOTやタブレット端末の操作性について意識しているのは、
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①
誰が使ってもわかる(例:知りたい情報が一目でわかる)
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②
操作が簡単(例:クリックやタップ回数を極力減らす)
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ということです。 |
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実際に店舗で棚管理を実施する中で
「こうしたらもっと使いやすいのではないか」
という考えが浮かぶと、すぐに当社のエンジニアにその要望を伝えます。
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エンジニアの苦労も考えず、「ああした方がいい」「こうした方がいい」
と依頼すると、その要望(もしくはそれ以上)の状態に改良してくれます。
本当に心強いです。 |
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この実施→改良を繰り返しながら現在の状態に至っています。 |
今後も試行錯誤をしながら常にシステムをブラッシュアップしていければ
と考えています。
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(2)作業負荷の軽減、効率化について
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システムに限らず、作業負荷が軽減できるかや作業効率が上がるか
についても現場で作業をしながら検討しています。 |
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例えば、 |
①
タブレット使用時は手に持たない
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棚管理システムにおいて商品を登録する際、当初はタブレットを左手に持ち、
右手のスキャナーでスキャンをしていました。
すると作業を続けるにつれ左手首がつらくなってきます。
そのため、店舗にある台車を活用してタブレットを置いた状態で
作業をすることにしました。
これにより左手首に負担がかかることはなく、楽に作業ができるようになりました。
【改善前】
【改善後】
② 棚上部の商品を数えるときはカートを活用する
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商品在庫を数える際、棚の奥までぎっしり商品が入っていると、
一旦取り出してかごなどにあけて数える必要があります。
仮に棚の上段の商品を一旦かごにあけて数える場合、
そのかごをフロアにおいてしまうと膝の屈伸が増えて負担となります。
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そのため、カートを活用してかごをおいて置くことで
膝の屈伸回数はへり、作業時間も短縮できるようになりました。
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【改善前】
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【改善後】
という点です。
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正直言って文章にすると「何だ。そんなことか。」と思われるかもしれません。 |
しかし、実際にこの2点を実践してみると皆さんの想像以上に作業が楽になり、
さらに作業効率も上がります。(本当に違います!) |
ちょっとした工夫でもその効果は大きいものだとしみじみ感じました。
これらは実際に作業をしてみないとわからないことです。 |
システム同様に今後も絶えず実施→改良を行っていきたいと思っています。 |
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以上のように、当社ではシステム面と運用面の両方から業務改善や
効率化のお手伝いをさせていただいています。 |
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今回の棚管理システムや自動発注システムについて、ありがたいことに
店舗の店長さんからも「担当者の作業がとても楽になった」というお声をいただきました。
今後もお役に立てるよう努める所存です。 |
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さて。5回にわたってお届けした「棚管理システムについて」は今回で終了です。 |
これまでお読みいただきましてありがとうございました。 |
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今後も引き続き当社ブログのご愛読をよろしくお願いいたします。 |
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オーエムネットワーク 赤池
食品スーパーマーケット向け基幹システム rBase |
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