今回は私が棚管理システム第2回を寄稿させていただきます。
前回の記事では棚割をしっかり管理することが重要であり、
かつ売り場の担当者さんが苦労することもあるということに
触れさせていただきました。
従来の棚管理
棚管理では、バイヤー(仕入担当者)さんが「このような売り場にしたい」
というコンセプトによって作成された棚割をもとに、
店舗の売り場担当者さんが品切れやフェース数のズレが起きないように
維持しています。
従来の棚管理では、上述の管理を実施しているものの
① バイヤーさんが常時店舗の棚の状態を把握することは難しい
② 売り場の担当者さんが商品在庫を正確な数量で把握することが難しい
という現状がありました。
弊社が棚管理システムの開発に至った経緯
棚管理システムを開発するきっかけは、弊社が手掛けている
「自動発注システム」でした。
「自動発注システム」とは、過去の販売実績をもとに
商品を自動的に発注するシステムです。
通常は売り場担当者が目視によって在庫状況の確認し、
経験と勘を頼りに発注作業を行っています。
この発注作業をシステム側で自動的に行うことで、
① 作業時間の短縮
② 欠品の削減
③ 適正在庫の維持
が期待されます。
→自動発注システムの詳細は次回以降にご説明させていただきます。あまり書くと次回以降のネタがなくなりますので・・・。
この自動発注システムの精度を高めるためには、
日常の商品の販売動向や在庫状況を管理することが必要不可欠です。
そこで棚管理システムを開発し、日々の棚の商品情報を把握することにしました。
この棚管理システムには上述の通り自動発注システムの精度向上
という効果をもたらしてくれますが、それ以外にも
①棚ごとの売上生産性(どの棚が売上の効率が良いか)の把握が可能となる
②棚の情報を店舗側と本部で共有することが可能となる
③売り場の担当者さんが商品在庫を正確な数量で把握することが可能となる
という利点があります。
棚管理システムのこれら利点は、従来の棚管理では難しかった面を解決してくれます。
では、弊社の棚管理システムとは具体的にどのようなものなのか?
と、いうことを次回にご説明したいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
オーエムネットワーク 赤池
※掲載写真は(株)マルイ 様にご協力をいただきました。
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